最近、『疲れやすくなった、体がだるい、目覚めが悪い~💦』なんて感じることはありませんか?今回は、更年期女性に急増している肝臓の病気『かくれ脂肪肝』のお話です。
KさんのLINEより
この前、KさんからこんなLINEをもらいました。
お酒を全然飲まないのに、肝臓が悪いなんてビックリですよね~。でも、最近、同じようなお話を聞いたばかりなんです。
実は少し前まで、私、『健康ばんざい』って言うテレビ番組の司会を務めていて、その時、この脂肪肝について、お医者さんからお話を伺っていて、これはオトナ女子の皆さんにお伝えしなくっちゃって思っていたところなんですよ。
脂肪肝とは?
肝臓は、本来、エネルギーの貯蔵庫として肝臓に脂肪を蓄えているんですけど、その脂肪が、必要以上に蓄積されてしまっている状態が脂肪肝と言われるんですね。いわゆるフォアグラ状態です。
原因はお酒だけじゃなくって、偏った食生活やストレス、運動不足などの日頃の生活習慣によるものだと言われているんですね。
そして女性の場合、更年期までは、女性ホルモンのエストロゲンが内臓脂肪を溜まりにくくしてくれるんですけれど、女性ホルモンの守りがなくなる閉経以降は、男性と同じように内臓脂肪が肝臓に蓄積されやすくなってしまうんですって。女性の脂肪肝は50代で急増するというデータもあるんですよ!!
ちなみに、脂肪肝になると何がいけないかと言うと、血液がドロドロになって血流が滞りやすくなって、全身の細胞に十分な酸素や栄養が届きずらくなるんです。
なので、体がだるい、疲れやすい、頭がぼーっとする、肩が凝りやすい、肌荒れなどなどの症状が出やすくなります。でもこれって、更年期症状と見分けがつかないじゃないですか。だからこそ注意が必要で、『かくれ脂肪肝』なんて呼ばれたりもするんですね。
脂肪肝を防ぐには
脂肪肝になっても痛みを感じることはないけれど、疲れやすくなったり、肝硬変や肝臓がんへ進行する場合もあるそう💦
なので、2、30代と同じ生活を続けるんじゃなくって、40代以降は、体を労わる一工夫がと~っても大切になってくるんですね。
そこで、脂肪肝を防ぐための3つの対策をご紹介しますね。1つ目が運動、2つ目が食事、3つ目がシジミカルサイトです!疲れにくく、エネルギッシュな生活を送るために、ぜひ生活に取り入れてみて下さいね。
1日30分の運動
筑波大学の研究によると、早歩きなど少し強めの運動を1日30分以上続けることで、脂肪肝が改善するという結果が出ています。
散歩は毎日している!と言うオトナ女子もいると思うけれど、ポイントは、汗が少しにじむ程度の運動が効果的とのこと。
続けることで、肝臓に溜まった脂肪が減りやすくなることが分かっているので、今日からちょっと早歩きにトライしてみて下さいね。
食物繊維の多い食事
食事はバランスよく摂る!これは大前提ですが、食物繊維の多いものを選ぶようにしましょう。野菜や海藻、キノコ類などです。
脂肪肝て、肝臓に脂肪がたまっている状態なので、エネルギーの摂り過ぎを防ぐことが大切ですよね。
ちなみに我が家では、具沢山の汁物を欠かしたことがありませんよ。豚汁、けんちん汁、豆乳汁、ロールキャベツ風スープ、作っておけば家事の手間も省けるので、ぜひ大鍋にたっぷり仕込んでおきましょうね♪
シジミカルサイト
聞きなれないキーワードが出てきましたね~。よく肝臓には、「しじみの味噌汁がいいですよ~」なんて聞いたことがあると思いますが、この『シジミカルサイト』は、しじみの貝殻の成分なんです。
しじみの貝殻を、約500度の高温で焼いた時に出来るカルシウムのことを、『シジミカルサイト』と言うんですね。
実は、しじみの産地としても有名な青森県津軽地方では、江戸時代から「体調が悪いときは、焼いたしじみの貝殻を粉末にして飲む」という健康法があったそうなんです。
その逸話を聞きつけた国立弘前大学の医学博士が、実際に研究を進めると、『シジミカルサイト』を摂取することで、肝臓機能の改善作用や中性脂肪やコレステロールの抑制作用が動物実験で得られたことから、脂肪肝の予防や改善にも期待できると報告しているんですね。
Kさん、脂肪肝と聞いてショックだったと思いますけど、健康ばんざいのお医者さんも、いくらでも自分で改善できると仰ってましたよ~。
ぜひ今日からできること、始めてみて下さいね。今回は、更年期に知らなきゃ怖い『かくれ脂肪肝』についてお伝えしました。毎日リセット!