一生懸命今を生きる

先週、友人が大腸がんのため亡くなりました。58歳でした。

8年間の闘病生活。この間、手術を3度経験し、最後の大きな手術では、体に沢山の傷を残しながら、彼女は常に前向きに生きてきました。

私は、テルミーと言う温熱療法と、家で簡単にできる運動でお手伝いさせて頂きました。

少しでも血流を良くし、体の免疫力を上げることができれば…、その一心でしたが、果たしてちゃんと彼女に寄り添うことができたのか?

ピンク色の着物をまとって優しい顔で眠る彼女を見ながら、何回も心の中で問いただしました。

でも、ご葬儀の日、あることに気が付いたんです。

寄り添ってくれたのは、私ではなく彼女のほうだったんだと。

500人もの弔問客が訪れ、彼女との別れを惜しんでいる人達の様子を見て、彼女が一生懸命に今を生き、誠実に人と接し、優しく見守り、たくましく生きてきたことに、改めて気付かされました。

私は母の死をきっかけに、更年期以降の女性が筋肉を鍛えることの大切さを知り、こういった発信を続けていますが、彼女からも、どんな状況でも前を向いて、今できることを信じて続ける強さを教えて頂きました。

入退院を繰り返す彼女に私がお願いした運動が、下記の足首回しです。

この運動は何度もお伝えしていますが、お布団に寝ていてできるし、足首だけでなく、肝臓や胃と言った内臓までほぐすことができる運動なんです。

以前は大きくゆっくり15回ずつできていた彼女でしたが、3月の中旬には、2回足首を回すのが精一杯になっていました。

だからこそ、今、足首回しができるあなたは、どうかどうかこの動画で毎日やって頂けたらと思います。

私も、また今日から、一生懸命今を生きようと思います。