寝たきりをなくしたくって

どうしてこんな発信を続けているの?最近、よく聞かれるので、今日は自分の想いを少しだけお伝えさせて頂きますね。

EさんのLINEから

今回はEさんのLINEからご紹介しましょう。

Eさんだけでなくって、最近よくこんな風に聞かれます。インスタでは何度かお話ししていますが、ブログでお伝えするのは初めてですね。私がどうしてこんな発信をしているのか?

それは、介護していた母がどんどん歩けなくなって、寝たきりになっていく様子を目の前で見ていたから。『寝たきりをなくしたい!』そう思って、SNSでの発信を続けています。

 

82歳で旅立った母

6人兄弟の長女だった母はとにかく面倒見がよく、長野県内をあちこち転勤した父を常に支え、専業主婦として家族を守ってきました。

お料理や裁縫が得意で、私が小さな頃はワンピースやセーターなどすべて手作り♪当時は、お店で買う洋服に憧れていた私ですが、あるとき友達に、「ゆきちゃんは、お母さんに洋服を作ってもらっていいなぁ~」と言われ、それが羨ましがられることなんだと初めて知りました。

年をとってからも、毎日のラジオ体操、そして家の周りの散歩など、習慣的に体を動かしていた母ですが、2019年の夏、庭の草取りの最中に熱中症で体調を悪くし、その後、クモ膜下出血を発症。2回の手術を経て、一旦は持ち直したものの、2020年の2月に82歳で旅立ちました。

下半身の筋肉こそ宝

毎日あれだけラジオ体操を続けてきた母なのに、散歩だって大好きだった母なのに、筋力がなくなって立っているのもままならず、歩けなくなっていく姿は、今も私の目に焼き付いています。

病院から退院し、我が家での介護が始まった時、母のお尻と太ももがだらんと垂れ下がり、便まで漏らしてしまう有様に、何とか筋肉をもう一度付けて、歩けるようにしたいと心から思いました。

不思議なことに、上半身はそれほど痩せておらず、腕は難なく上がるのに、お尻と太もも、そしてふくらはぎの筋肉はあっという間に落ちてしまい、歩けない。この時、はっきり、人は下半身の筋肉こそ守らないといけない、下半身の筋肉こそ宝なんだと強く感じました。

「健康寿命」と「平均寿命」

最近よく耳にする「健康寿命」。健康寿命というのは、日常生活になんの支障もなく、自分らしい暮らしが維持できる年齢のことです。また、「平均寿命」は、平均して人が何歳まで生きられるのかという年齢のこと。

なので、「平均寿命」よりも「健康寿命」の方が短いのが普通。「平均寿命」から「健康寿命」をひいた年数は、体に何かしらの不自由を感じながら暮らす年数で、その差が開けば開くほど、寝たきりでいる期間が長くなることを意味します。

ちなみに、平成26年版 厚生労働白書によると、男性は約9年間、女性は約12年間、人の手を借りながら生きなくてはならないというデータが出ています。

年をとって誰かの手を借りるのは仕方がないことかもしれないけれど、まずは、自分ができることをやる!更年期の今こそ、おうち時間で十分できる簡単な運動の習慣を身に付けて、あっという間に衰えてしまうお尻や太もも、ふくらはぎの筋肉を育て直して欲しい!!それが私の一番の願いです。

きっと天国の母が、「また有紀が熱く語ってるわ~」って笑っていることでしょうね。ごめんなさいね💦今回は、『寝たきりをなくしたくって」でした。毎日リセット!