イトオテルミーって何?と言う方もきっと多いことでしょう。今回は、お医者さまが発明した民間療法・イトオテルミーのお話です。
HさんのLINEより
先日、初めてセッションをさせて頂いたHさんからこんなLINEを頂きました。
はい!テルミーをやったあとって、カラダが温かくなりますよね~♪私、大好きなんです!!
ちなみに、イトオテルミーは、自分自身のセルフケアにお勧めのグッズですが、自分以外の人のケアにも使えて、我が家でのセッションの場合は、まず初めに、このイトオテルミーと言う温熱刺激療法をさせて頂いたあと、ランブルローラーでのほぐしや筋トレに入っていくスタイルをとらせて頂いています。
この『イトオテルミー』、初めて聞いた!と言う方もとっても多いと思いますが、簡単に言うと、【動くお灸】みたいなイメージですね。動くから、カラダのツボだとか経絡(けいらく)とか知らなくっても、誰でもやっているうちに、きちんとカラダの必要な部分に熱が届くんですね。
イトオテルミーとは
『子どもを守る自然な手当て』と言う本の中に、とても詳しくイトオテルミーのことが紹介されていています。
子どもを守る自然な手当て だれでもできるおうちケアの技 [ 山口温子 ]
イトオテルミーは、メイドインジャパンの民間療法なんですよ!尾張一宮のお医者さん・伊藤金逸(きんいつ)先生が、1929年(昭和4年)に発明したもので、すでに90年以上の歴史があるんです。
京都府立医学専門学校(現在の京都府立医科大学)を卒業した後、東京帝国大学に入局してお医者さんになった金逸先生が、当時の最先端の西洋医学でもなかなか救われない患者さんがいることに悩んで、病気の予防は家庭から!家で誰でも簡単にできるものを!!と、20年以上に渡って研究をされ、完成させたのが、この『イトオテルミー』なんです。
「イトオ」は、伊藤先生の名字から、そして「テルミー」は、ギリシャ語で「温熱を利用した療法」と言う意味なんですね。
初めにも言いましたが、このテルミー、【動くお灸】と言ったイメージで、テルミーの温かい器具で足やおなか、胸や顔をサッとなでてもらうととっても気持ちが良くって、誰でもトロ~ン♪とした顔つきになります。
ちなみにこの温かさの源は、「テルミー線」と言って、もぐさや杉の葉など、数種類の植物由来の漢方薬から作られた棒状のお線香に火を灯したもの。それを2本の万年筆みたいな器具に入れて、お箸のように持ったり握ったりしながら、カラダに熱を入れていくんです。
気持ちいいのはもちろんですが、血液の循環が良くなるので、自然治癒力も高まって、風邪や炎症などの症状を和らげてくれるんですね。
テルミーに助けてもらった子育て
私はこの民間療法に20年前に出会いましたが、二人の娘の子育て期間中、本当に助けてもらいました。
子どもって、夜、突然、熱を出すことってありませんか?特に下の娘はひきつけをやったことがあったので、二度とあんな怖い目にあわせたくないと、熱が出ると冷たくなる足の裏やお尻をテルミーで温めてあげると、さっきまで大声で泣いていたのに、知らないうちに眠ってくれて、朝、熱が下がっている…なんてことが何度もありました。
助産師さんの中でもテルミーを勧めてくれる方がいるので、ぜひ若いお母さんたちにも知ってもらいたい民間療法の一つですね。
更年期の強い味方
こんなイトオテルミーですが、今は、私自身のカラダのケアに大活躍です!体が疲れた時、サッと手や足、おなかと背中に熱を入れると、カラダが元気になって軽くなって、大好きな仕事やライフワークにも夢中になれるんですね!こんなにも嬉しい味方はいませんよ♪
メイドインジャパンの民間療法・イトオテルミー!日本全国に資格者がいるので、もし興味があったら、一度試してみて下さいね。今回は、『更年期のセルフケアの強い味方・イトオテルミー』のお話でした。毎日リセット!