マダム・チェリーをご存知かしら?
兵庫県・芦屋で、お気に入りのシフォンケーキを焼きながらカフェを営む、とびっきり素敵な女性です。70歳のお誕生日にモデルを始められ、大好きなおしゃれについて、インスタでも様々な投稿をなさっているのね。今回は、そんなマダム・チェリーのお話です。
男なの?女なの?
「どうして年をとったら、茶色やグレーの服ばっかり着るようになるのかしら?」小さな頃、一緒に暮らす祖母の姿を見て、不思議に思ったことがあったの。
だって、本当にいつも茶色やグレーやベージュと言った『男なのか女なのかよく分からない色の服』ばかり着て、なるべく目立たないように、なるべく静かに生きているように見えたから。
年をとるって寂しいことなんだな~って、子どもながらに感じていたのね。今思えば、昭和の日本では、それが当たり前だったんでしょうね。
でもね、30歳になって1歳半の娘を連れてフランスを旅した際、70代ぐらいの女性が黒のノースリーブのワンピースをオシャレに着こなして、優雅に立ちながらお客さんとお喋りする姿を見て、「あぁ、私もこんな風に年を重ねたい!!」って、強く強く感じたのを今でも思い出します。
どうしたらそんな風になれるのか全然分からなかったけれど、とにかくあの時の女性のようにきれいに老いていきたい!そんな想いを20年近く抱えたある日、フランスのマダムに負けない美しい女性を見つけることができたんですね。それが、愛しのマダム・チェリーです♪
マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」 (講談社の実用BOOK) [ マダム・チェリー ]
マダム・チェリー
冒頭でもご紹介したように、マダム・チェリーは、高級住宅街の芦屋で、20年近く、週6日、ケーキを焼いてお客様をお迎えしていらっしゃるんです。
お父様がロシア人、そしてお母様は、神戸にあったおうちの中でもハイヒールを履くほどエレガントな女性だったそう。
小さな頃から宝塚が大好きで、165センチの長身を活かして宝塚音楽学校にも入られたけれど、あがり症で演じることが苦手だったので、ハーフモデルとして4年間活躍されたんですね。
こう聞くと、初めから美しい女性で、私達とは全然違って、どう頑張ったって同じように年を重ねるのは無理でしょ💦と思っちゃうけれど、ちょっと待って!そんなマダム・チェリーにも、『消し去りたいわ!』とまで仰る、更年期の時期があったんですよ。
美しき人の更年期
インタビュー記事の中で、ご自身の更年期についてこんな風に語っていらっしゃいます。
鏡の前で『こんなはずじゃなかった』って、がっかりする毎日。買い物に行けば、ショーウィンドウに映るオバサンの姿が自分だと気づいて愕然。
(あぁ、分かる!私もお風呂上がりの裸姿を鏡で見て、卒倒したもの💦)
40代って難しい年代ですよね。体型も変わっておしゃれがなんだか決まらなくなるし、シミ、しわ、たるみ…老いがいきなり押し寄せて、どうしていいか分からない。
(そうなの。体のラインがだらしなくなっていくし、昔の服は若作りに見えて似合わなくなっていくし…)
まず人に会いたくない。電話が鳴っても出ない。人と話したくないから。朝起きた格好のまま、気が付いたら夜まで同じところに座っていたなんてこともありました。
(本当に心の中がモヤモヤして、誰にも会いたくなくて、外に出るのも嫌な日があるのよね💦)
そして、そんな更年期と離婚が重なったとも仰っています。
宝石のように美しく輝くマダム・チェリーにも、私達と同じように、乗り越えなくてはならない山があったんですね。
マダム・チェリーの「人生が楽しくなるおしゃれ」
生きていれば、誰でも山あり谷ありは当たり前だけれど、その山から逃げないで、ちゃんと乗り越えて、一人の女性として、おしゃれをする今を慈しみ、謳歌するマダム・チェリーの姿は、令和という新しい時代の女性の生き方を教えてくれているようです。
年をとっても、茶色やグレーやベージュの服を着て、静かに生きなくていいの!自分を大切に、好きな服、好きなファッションを楽しみましょう。熟成したワインのように、グレイヘアを活かしながら、大人のオンナならではの生き方をみつけましょうよ♪
本の表紙を飾るマダム・チェリーの笑顔を見ると、そう私達を応援する声が聞こえてくるようです。
さぁ、私達も山を乗り越えましょう!更年期でボディラインがだらしなくなってしまったら、体を動かして、もう一度、大好きって思える自分の体を取り戻しましょうよ。
ボディラインを整えるために、ランブルローラーに乗るのはオススメですよ♪
60歳になっても70歳になっても、黒のノースリーブのワンピースが似合うよう、一緒に更年期の山を乗り越えていきましょうね♪今回は、『きれいに老いればいいじゃない!』を教えてくれたマダム・チェリーでした。毎日リセット!