見た目はアンチエイジングで若々しくても、実は脳の老化は気づきにくいもの。最近話題の「老害脳」──あなたは大丈夫ですか?
1. 「老害脳」って何?
「つい昔の話ばかりしてしまう」「若い人の話についていけない」…心当たりはありませんか?
脳科学者・加藤俊徳先生は、こうしたクセを「老害脳」と呼んでいます。
「老害脳」と聞くと他人事に思えるかもしれませんが、実は若いうちでも起こり得るもの。しかも全く自覚できずに進行するので、自分では気づきにくいのが特徴なんですって。
そこでまずは、簡単なチェックリストで“今の私”を見てみましょう。
老害脳チェック
1:人の話を聞くより、自分の話をする方が多い
2:自分の成功体験を、年下に押しつけがち
3:AIやデジタルツールなど、最新技術を使うのに抵抗感がある
4:新しい音楽や映画を楽しむことが少なくなっている
5:最近のニュースやトレンドに関心をもたなくなってきた
6:自分と異なる意見を言う人に、ついイラっときたり、反発しそうになる
7:人に物を伝える時、口調がきつくなったり汚くなったりすることがある
8:年下と会話していて、ジェネレーションギャップを強く感じる
9:自分の外見への関心が薄れ、洋服や美容ケアへの支出が減っている
10:新しいことを始めようとすることが億劫になっている
ドキッとしたのは私だけですか?
ちなみに、1~2個チェックの人は、若々しい脳。3~5個は、老害脳プレステージ。6~8個は、老害脳ステージ初期。9個以上は、老害脳ステージ中期で、高齢者の方は、認知症の予兆でもあると、加藤先生は仰っています。
睡眠は最強の予防薬 ― 8時間半ルール
では、どうしたら若々しい脳を保つことができるんでしょう。
加藤先生によると、1日8時間半の睡眠が脳の老化を防ぐカギとのこと。
十分な睡眠は脳の疲労を回復させ、情報処理をスムーズにして、感情の安定にもつながります。つい夜更かししてしまう方も、未来の自分のために、まずは「眠ること」を優先してみませんか?
人との接し方に“愛”を足してみよう
「老害脳」を遠ざけるもう1つの秘訣は、人との接し方。
イライラよりも「まぁいいか」「ありがとう」と声をかけるだけで、脳はやわらかさを取り戻していきます。
少しずつ「優しく受け止める習慣」を意識できるといいですね。
(明日から夫にも、もう少し優しくしようっと♪)
「老害脳」は誰にでもやってくる可能性があるけれど、防ぐ方法もちゃんとあります。8時間半の睡眠、愛を持って接する心、そして定期的なセルフチェック。この3つを続けて、お互い軽やかに年を重ねていきましょうね。
今回は、【老害脳って何?】未来の私の脳を守る3つの習慣でした。毎日リセット!