【あばら骨が痛い?】肋骨まわりをほぐして深い呼吸を取り戻す肋間筋ストレッチ

あばら骨が痛むのはなぜ?

「いつものストレッチをしていたら、あばら骨が痛いんです」というお悩みを、Rさんから頂きました。

実は、骨そのものが悪いわけではなくって、肋骨の間にある肋間筋や胸まわりの筋肉が硬くなっているために、動かしたとき痛みとして感じやすいんですね。

特に私達のような更年期世代は、ホルモンバランスの影響で自律神経が乱れやすく、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなって、胸の動きが小さくなってしまう傾向があるんです。

更年期世代に多い「呼吸が浅い」サイン

肋骨まわりの柔軟性が失われて、肺がしっかり膨らまず呼吸が浅くなると、下記のような症状が現れます。

• ちょっと動いただけで息切れする
• 胸が常に詰まったように感じる
• 疲れやすく集中力が続かない

これは酸素を取り込みにくくなったせいで起こる不調。しかも、毎日の暑さで運動不足になっている今の時期は、肋骨まわりが固まっている女性がとっても多いんです。

肋骨まわりをほぐすメリット

肋骨の動きをスムーズにすると、呼吸が深くなって、酸素をしっかり取り込めるようになります。その結果、

・疲れにくくなる
・自律神経が整う
・姿勢が良くなって肩こりも軽減

といった嬉しい変化を実感できます。

夏から秋への季節の変わり目を乗り切るセルフケアとして、『肋骨まわりほぐし』はオススメです。

簡単!肋間筋ストレッチ

そこでお伝えしたいのが、肋骨の間をくまなくほぐす「肋間筋ストレッチ」です。

難しい動きは不要。肋骨まわりに手を当てて体を前後左右に動かすだけ。肩甲骨もほぐれます。具体的な方法は、下記の動画で紹介していますので、ぜひ一緒に試してみて下さいね。

そしてもう一つ。深い呼吸には肺にたっぷり酸素を取り込む必要がありますが、自分の肺の本当の大きさを知っていますか?実は背中まで広がっているんです。

出典:肺 | からだのしくみ | からだとくすりのはなし | 患者さん・一般の皆さま | 中外製薬株式会社

これを頭でイメージして深呼吸してみて下さい。今までよりもきっと深く呼吸ができるはずです。

季節の変わり目をラクに過ごすために

秋は空気が乾燥して呼吸器への負担も増える季節です。今の時期から肋骨まわりをほぐして深い呼吸を取り戻すことで、体も心もスッと軽くなっていきます。

Rさんも一緒に、肋間筋ストレッチを続けて、しなやかな肋骨と軽やかな毎日を築いていきましょうね。

今回は、【あばら骨が痛い?】肋骨まわりをほぐして深い呼吸を取り戻す肋間筋ストレッチでした。毎日リセット!