【50代、心の潤いは足りてる?】“生”の感動で、心のひだを取り戻そう

毎日の仕事とリフォームに挟まれて、最近お疲れ気味の私…。

ちょっと気分転換したいなぁ~と、映画館と舞台に脚を運んでみたら、これがとても良かったんです!

そこで今回は、【50代、心の潤いは足りてる?】“生”の感動で、心のひだを取り戻そうについてお話ししますね。

映画『国宝』が教えてくれた、圧倒的な「美」

「また観たい」「あの演技が忘れられない」

映画館を出た瞬間、そんな思いに包まれたのは久しぶりでした。

吉沢亮さん主演の映画『国宝』。

歌舞伎の世界を描いた作品で、その所作、視線、間合い……まさに“圧倒的な美”の連続。

あの白粉(おしろい)の奥にある、職人たちの命を削るような緊張感。画面越しなのに、舞台上の空気が押し寄せてくるような迫力。ただただ、息を呑んで観ていました。

演劇のしみじみとした感動が、心に灯をともす

そしてその数日後、ふと足を運んだ演劇。まつもと市民劇場主催・加藤健一さん主演の『滝沢家の内乱』

映画とはまた違った“生”の芸術。

目の前で繰り広げられる役者たちの芝居は、時にぎこちなく、時に震えるほど胸に響き、その一瞬一瞬の表情や呼吸に、観る側の感情が引っ張られていきます。

演劇はライブです。照明の当たり方や観客の雰囲気、俳優のテンションひとつで、作品が伸びることもあれば、縮こまることもある。そこがいい。

刺激の強いNetflixやYouTubeに慣れた目には、かえって“静かでじんわり”とした時間が、体の奥深くに染み込んでくるようでした。

表情が乏しくなっていく私たちに必要なこと

ふと思ったのです。

年を重ねると、表情が乏しくなるのはなぜだろう。
最近、涙を流したのはいつだっただろう。
心が踊るほど喜んだのはいつだったろう。

何かを見て怒りが湧いたり、驚いたり、思わず笑ってしまうような瞬間、そういう喜怒哀楽の総量が、昔より確実に減ってきているような気はしませんか。

便利な世の中になりました。ボタン一つで、情報も、動画も、娯楽も、全部自宅に届く。

だけど、画面の中だけでは感じられないものが、やっぱりあるんです。

空気のにおい、照明の熱、演者の声の揺らぎ…。生の芸術には、心のひだを増やしてくれる力があると感じました。

五感で味わう“生の体験”が、人生を深めてくれる

更年期の私達にとって、体の変化だけでなく「心の潤い不足」も見逃せない問題です。

イライラ、不安、落ち込み、無気力。でもそれを、薬や栄養ドリンクで何とかしようとする前に、“感動”という処方箋が効くこともあるかもしれません。

五感で味わうこと。心を動かすこと。感性の扉を開くこと。

年齢を重ねた私たちだからこそ、“生”の体験を意識的に取りに行くことが、人生を深める鍵になるはずです!

今回は、【50代、心の潤いは足りてる?】“生”の感動で、心のひだを取り戻そうでした。毎日リセット!